高校受験の過去問は、中3の夏休みに1年分を解いて出題形式とレベルを知り、本格的には11〜12月から取り組むのが一般的です。めやすは、公立の共通問題が5年分以上、私立や自校作成問題の学校が3〜5年分。本番と同じ時間で解き、時間配分と解く順番を自分なりに決めていくことが、過去問を使う最大の目的です。
時期ごとの過去問の使い方
| 時期 | 使い方 |
|---|---|
| 夏休み | 1年分を解いて、出題形式・レベル・自分の弱点を知る |
| 9〜10月 | 大問ごとに分野別に解く(例:数学の関数の大問だけ) |
| 11〜12月 | 本番と同じ時間で1年分ずつ。時間配分を練習 |
| 1〜2月 | 解き直し。間違えた問題を中心に、満点をめざす |
解き直しの手順
- 採点して、間違いを分類:ケアレスミス、知識不足、時間切れ、そもそもわからない
- 知識不足は教科書に戻る:該当の単元を復習
- 解説を読んだら、何も見ずに解き直す
- 1週間後にもう一度:解けるようになったか確認
時間配分の決め方
- 大問ごとにかけた時間を記録し、「この大問は何分」と決める
- 解けない問題に5分以上かけない(印をつけて後回し)
- 最後の5分は見直しの時間として残す
- 国語の作文、英語の英作文など、時間がかかる問題の時間を先に確保
ポイント:公立高校の共通問題は、毎年似た形式で出題されることが多いので、過去問の効果がとても大きくなります。都道府県の教育委員会のWebサイトで過去の問題が公開されていることもあるので、確認してみましょう。
出典:Dunlosky ほか(2013)「Improving Students’ Learning With Effective Learning Techniques」、東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜の日程」