高校受験の数学は、①最初の計算問題と小問で確実に得点し、②関数・図形・証明などの大問の前半で点を積み上げるのが基本の戦略です。多くの公立高校入試では、大問1の計算・小問だけで配点の3〜4割程度を占めることも珍しくありません。計算ミスをなくし、中1・中2の方程式・一次関数・図形の性質を確実にすることが、点数を伸ばす近道です。
分野ごとの勉強法
| 分野 | 勉強のポイント |
|---|---|
| 計算(正負の数・式の計算・方程式・平方根) | 毎日10問。途中式を丁寧に書き、ミスの型を記録する |
| 関数(比例・一次関数・y=ax²) | グラフを自分で描く。交点・面積・動点の問題をパターンで |
| 図形(角度・合同・相似・円・三平方の定理) | 図に情報を書き込む。補助線の引き方を覚える |
| 証明 | 教科書の証明を書き写し、型(仮定→根拠→結論)を身につける |
| 確率・データの活用 | 樹形図や表で、もれなく数える |
入試での解き方の順番
- 大問1(計算・小問)を確実に:見直しまでして満点をめざす
- 各大問の(1)(2)を先に:大問の前半は基本問題が多い
- 時間がかかる問題は後回し:印をつけて、最後に戻る
- 最後の5分で見直し:計算の符号、単位、問われている形
点数が伸びない人の共通点と対策
- 途中式を書かない→ミスの原因がわからない。必ず書く
- 解説を読んで「わかったつもり」→何も見ずに解き直す
- 難しい問題集から始める→教科書の例題・章末問題から
- 苦手な単元を避ける→1つずつ小さく区切って克服する
ポイント:数学は間違えた問題の解き直しで伸びる教科です。間違えた問題に印をつけ、3日後・1週間後に解き直しましょう(→間違いノートの作り方)。
出典:文部科学省「学習指導要領」、Dunlosky ほか(2013)「Improving Students’ Learning With Effective Learning Techniques」