受験は大きく幼稚園受験・小学校受験(あわせて「お受験」)、中学受験、高校受験、大学受験の5つに分かれます。幼稚園・小学校・中学の受験は「受けたい家庭だけが受ける」選ぶ受験、高校受験はほぼ全員が通る受験、大学受験は進路の幅が最も広い受験です。段階ごとに、試験で見られるもの、親の関わり方、準備に必要な期間がまったく違います。
5つの受験の違いを一覧で比べる
| 受験 | 受ける時期 | 主に見られるもの | 親の関わり |
|---|---|---|---|
| 幼稚園受験 | 2〜3歳の秋(入園の前年) | 親子の様子、生活習慣、指示を聞く力 | 非常に大きい(親子面接が中心) |
| 小学校受験 | 年長の秋 | ペーパー、行動観察、運動、制作、面接 | 非常に大きい(家庭の教育方針も見られる) |
| 中学受験 | 小6の1〜2月 | 国語・算数・理科・社会、適性検査 | 大きい(塾選び・スケジュール管理) |
| 高校受験 | 中3の1〜3月 | 学力検査、内申点(調査書)、面接・作文 | 中くらい(情報集めと支え) |
| 大学受験 | 高3の秋〜3月 | 共通テスト、個別試験、書類・面接・小論文 | 小さめ(本人主体、お金の準備) |
「選ぶ受験」と「全員の受験」の違い
幼稚園・小学校・中学の受験は、近くの公立校に進む道が必ずあるため、受けるかどうかを家庭で選びます。合格できなくても、行き先がなくなるわけではありません。一方、高校受験は中学卒業後の進学先を決める受験なので、ほとんどの中学生が何らかの形で受けます。大学受験は、大学・短大・専門学校・就職など進路の選択肢が広く、入試方式も一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜に分かれます。
年齢が低いほど「家庭」が見られる
幼稚園や小学校の受験では、子ども本人の力だけでなく、親の考え方や家庭の雰囲気が面接や願書を通して見られます。中学受験は塾のカリキュラムに沿った教科の勉強が中心になり、高校受験では中学校の成績である内申点が大きな意味を持ちます。大学受験になると、本人の学力と、何を学びたいかという意志が中心です。
- 幼稚園・小学校:生活習慣・親子関係・家庭の方針(→幼稚園受験とは、小学校受験とは)
- 中学:4教科の学力と、長期の計画(→中学受験とは)
- 高校:学力検査と中学3年間の内申点(→高校受験のしくみ)
- 大学:共通テスト・個別試験・書類と面接(→大学入試の種類)
どの受験にも共通する「勝ち方」
段階は違っても、合格する家庭・受験生に共通するのは、①早めに情報を集める、②志望校の出題と評価のしかたを知る、③逆算して計画を立てる、④本番形式で練習するの4つです。このサイトでは、それぞれの受験ごとに、この4つを具体的な手順で解説しています。
ポイント:受験の制度や日程は、年度・地域・学校ごとに変わります。このサイトの説明は全体像をつかむためのものです。出願の前には、必ず志望校の最新の募集要項と、都道府県教育委員会・大学入試センターの発表を確認してください。
出典:文部科学省「大学入学者選抜関係」、大学入試センター「大学入学共通テスト」、東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜の日程」