小学校受験は、私立や国立の小学校に入るために、年長(5〜6歳)の秋に受ける入試です。考査はペーパーテスト、行動観察、運動、制作(工作・絵画)、面接(親子・保護者)などを学校ごとに組み合わせて行います。私立は学校独自の考査と面接で選び、国立は考査に加えて抽選で入学者を決める学校が多いのが大きな違いです。
考査の5つの要素
| 要素 | 内容の例 | 見られる力 |
|---|---|---|
| ペーパーテスト | お話の記憶、数量、図形、推理、常識、言語 | 聞く力・考える力・知識 |
| 行動観察 | グループでの遊びや共同作業 | 協調性、ルールを守る、自分の考えを伝える |
| 運動 | ケンケン、ボール投げ、模倣体操、指示に従った動き | 体の使い方、指示の理解、取り組む姿勢 |
| 制作・絵画 | 紙を切って貼る、指示どおりに作る、テーマの絵 | 手先の器用さ、指示の理解、片づけ |
| 面接 | 親子面接・保護者面接・子どもだけの面接 | 家庭の方針、子どもの受け答え |
私立と国立の違い
私立小学校
- 建学の精神にもとづく独自の教育
- 考査と面接で合否が決まる
- 授業料など費用がかかる
- 中学・高校・大学まで続く学校も
国立小学校
- 大学附属の教育研究校
- 抽選を含む選考が多い
- 通学区域の指定がある
- 授業料はかからない(諸費は必要)
受ける家庭が多い理由
- 一貫教育で、中学受験をせずにのびのび育てたい
- 学校の教育方針(宗教教育、少人数教育、独自のカリキュラム)に共感している
- 安全で落ち着いた学習環境を求めている
- 国立の研究的な教育に魅力を感じている
準備の全体像
多くの家庭は年中の秋ごろから本格的に準備を始めます。幼児教室で考査の練習をしながら、家庭で生活体験を積み、夏から秋に願書と面接の準備をする、という流れが一般的です(→小学校受験の1年間)。
ポイント:小学校受験の考査は、家庭での生活や遊びの経験が土台になっています。ペーパーの練習だけでなく、お手伝い、外遊び、季節の行事などの「体験」を大切にしましょう(→家庭学習と生活体験)。