Q.010受験の基本・全体像

中高一貫校とは何ですか?メリットとデメリットは?

公開日  運営:受験の疑問100運営事務局

中高一貫校は、中学と高校の6年間を、ひとつながりの教育課程で学ぶ学校です。最大の特徴は高校受験がないことで、その分の時間を先取り学習や探究活動、部活動に使えます。私立に多く、公立にも中等教育学校や併設型の一貫校があります。一方で、中だるみや、合わなかったときに環境を変えにくいという面もあります。

中高一貫校と、公立中学から高校受験をする場合の6年間の比較中1〜中3先取り・探究高1〜高3大学受験の準備高校受験なし
中高一貫校と、公立中学から高校受験をする場合の6年間の比較

中高一貫校の3つのタイプ

タイプしくみ高校からの入学
中等教育学校ひとつの学校で6年間(前期3年・後期3年)なし
併設型同じ設置者の中学と高校をつなぐ高校から入学できる学校もある
連携型別々の中学と高校が教育課程を連携あり(簡便な選抜)

私立の場合は、高校からの募集をしない「完全中高一貫校」と、高校からも募集する学校があります。

メリット

  • 高校受験がないので、中3の1年間を探究・部活・留学などに使える
  • 6年間を見通したカリキュラムで、先取り学習をする学校が多い
  • 同じ仲間と6年間過ごし、深い人間関係ができる
  • 大学受験に向けた準備を早くから計画的に進められる

デメリットと注意点

  • 受験という区切りがないため、中2〜中3で中だるみしやすい
  • 先取りのスピードについていけないと、成績が下位で固定されやすい(→入学後に伸び悩まないために)
  • 人間関係が固定され、合わないと感じても環境を変えにくい
  • 私立の場合、6年間の学費がかかる

向いている子・向いていない子

向いている

  • じっくり一つのことに取り組みたい
  • 行きたい学校の教育方針に共感している
  • 自分でペースを作れる、または学校の面倒見がよい

慎重に考えたい

  • 環境の変化で気持ちを切り替えるタイプ
  • 中学で部活や地域の活動に打ち込みたい
  • 高校受験を目標にすると頑張れる

ポイント:中高一貫校は「入れば安心」ではなく、入学後の6年間をどう過ごすかで成果が決まります。学校説明会では、中学から高校への進級のしくみや、成績が下がった生徒への補習体制も聞いてみましょう。

出典:文部科学省「中高一貫教育制度」

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