Q.009受験の基本・全体像

私立・国立・公立の学校はどう違いますか?

公開日  運営:受験の疑問100運営事務局

私立・国立・公立の違いは、「誰が設置し、何のための学校か」です。私立は学校法人が設置し、建学の精神にもとづく独自の教育を行います。国立は国立大学法人の附属校で、教育の研究や教員養成の実習の場という役割を持ちます。公立は都道府県・市区町村が設置する学校です。学費は一般に公立・国立が安く、私立が高い傾向があります。

私立・国立・公立の主な違い私立学校法人が設置建学の精神・独自教育授業料が必要内部進学がある学校も国立(附属)国立大学法人が設置教育研究・教育実習抽選がある学校も通学区域の指定公立自治体が設置標準的な教育小中は授業料なし中高一貫は適性検査
私立・国立・公立の主な違い

3つの学校の比較

私立国立(大学附属)公立
設置者学校法人国立大学法人都道府県・市区町村
教育の特徴建学の精神、独自カリキュラム、宗教教育の学校も研究校として新しい教育の実践、教育実習学習指導要領に沿った標準的な教育
学費授業料・施設費などが必要小中は授業料なし(諸費は必要)小中は授業料なし
入試学校独自の試験・面接試験に加え抽選がある学校も。通学区域の指定あり小中は原則入試なし(中高一貫校は適性検査)
上の学校への進学附属・系列校への内部進学がある学校も内部進学はあるが、全員が上がれるとは限らない高校は受験して進学

国立の附属校で知っておきたいこと

国立の附属小・中学校は学費が安く、教育内容に定評がある学校も多いため人気があります。ただし、抽選が選考の一部に入る学校がある、通学区域や通学時間の条件がある、附属中学・高校への内部進学に試験や条件があるなど、私立とは違う点があります(→国立小学校の受験)。

公立の中高一貫校という選択肢

公立にも、中学と高校を6年間つなげた中高一貫校(中等教育学校・併設型など)があります。入試は学力試験ではなく適性検査と呼ばれ、教科をまたいだ思考力や作文の力が問われます(→適性検査とは)。

学費の違いのめやす

文部科学省の「子供の学習費調査」では、学校教育費と学校外活動費(塾・習い事など)を合わせた年間の学習費は、どの段階でも私立が公立を大きく上回る結果になっています。具体的な金額の考え方は教育費の総額で紹介しています。

ポイント:「私立だから良い」「公立だから不利」ということはありません。子どもの性格と家庭の方針に合う環境を選ぶことが、何より大切です。

出典:文部科学省「子供の学習費調査」、文部科学省「高校生等への修学支援」

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