私立・国立・公立の違いは、「誰が設置し、何のための学校か」です。私立は学校法人が設置し、建学の精神にもとづく独自の教育を行います。国立は国立大学法人の附属校で、教育の研究や教員養成の実習の場という役割を持ちます。公立は都道府県・市区町村が設置する学校です。学費は一般に公立・国立が安く、私立が高い傾向があります。
3つの学校の比較
| 私立 | 国立(大学附属) | 公立 | |
|---|---|---|---|
| 設置者 | 学校法人 | 国立大学法人 | 都道府県・市区町村 |
| 教育の特徴 | 建学の精神、独自カリキュラム、宗教教育の学校も | 研究校として新しい教育の実践、教育実習 | 学習指導要領に沿った標準的な教育 |
| 学費 | 授業料・施設費などが必要 | 小中は授業料なし(諸費は必要) | 小中は授業料なし |
| 入試 | 学校独自の試験・面接 | 試験に加え抽選がある学校も。通学区域の指定あり | 小中は原則入試なし(中高一貫校は適性検査) |
| 上の学校への進学 | 附属・系列校への内部進学がある学校も | 内部進学はあるが、全員が上がれるとは限らない | 高校は受験して進学 |
国立の附属校で知っておきたいこと
国立の附属小・中学校は学費が安く、教育内容に定評がある学校も多いため人気があります。ただし、抽選が選考の一部に入る学校がある、通学区域や通学時間の条件がある、附属中学・高校への内部進学に試験や条件があるなど、私立とは違う点があります(→国立小学校の受験)。
公立の中高一貫校という選択肢
公立にも、中学と高校を6年間つなげた中高一貫校(中等教育学校・併設型など)があります。入試は学力試験ではなく適性検査と呼ばれ、教科をまたいだ思考力や作文の力が問われます(→適性検査とは)。
学費の違いのめやす
文部科学省の「子供の学習費調査」では、学校教育費と学校外活動費(塾・習い事など)を合わせた年間の学習費は、どの段階でも私立が公立を大きく上回る結果になっています。具体的な金額の考え方は教育費の総額で紹介しています。
ポイント:「私立だから良い」「公立だから不利」ということはありません。子どもの性格と家庭の方針に合う環境を選ぶことが、何より大切です。