幼稚園受験は、私立や国立大学附属の幼稚園に入るための入園試験(考査)です。対象は2〜3歳の子どもなので、ペーパーテストはほとんどなく、行動観察(遊びや集団での様子)、指示を聞いて動けるか、親子面接が中心です。子どもの能力よりも家庭の教育方針や親子の関わりが見られるのが、ほかの受験との大きな違いです。
どんな幼稚園が入園試験をするのか
多くの幼稚園は、願書の受付順や面談で入園が決まり、試験はありません。入園試験を行うのは、主に次のような幼稚園です。
- 小学校以上と一貫した学校の幼稚園:内部進学で附属小学校に上がれる道がある
- 宗教教育や独自の教育方針を持つ幼稚園:方針に共感する家庭を選ぶ
- 国立大学の附属幼稚園:教育研究の場で、抽選と考査で選ぶ
- 人気が高く、定員を大きく超える応募がある幼稚園
受ける家庭が考えていること
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 一貫教育 | 幼稚園から小学校・中学・高校へ、同じ教育方針の環境で育てたい |
| 教育方針への共感 | モンテッソーリ教育、宗教教育、自然保育など、園の考え方に共感している |
| 小学校受験への近道 | 附属小学校への内部進学や、小学校受験の準備にもなると考える |
| 環境 | 落ち着いた雰囲気、家庭の価値観が近い保護者が多い |
幼稚園受験の特徴
2〜3歳の子どもは、日によって機嫌も体調も大きく変わります。そのため園側も、完璧にできることではなく、年齢相応に育っているか、親子の関わりが温かいかを見ていると言われます。親が子どもにどう声をかけ、子どもが親をどう頼るかといった日常の姿が評価につながりやすいのです。
始める前に考えておきたいこと
- なぜその園なのかを夫婦で言葉にできるか(面接で必ず問われる)
- 入園後の送迎、お弁当、保護者の活動に参加できるか
- 入園料・保育料・寄付金などの費用の見通し(→幼稚園受験の費用)
- 不合格の場合の行き先(地域の幼稚園・保育園)を決めておく
ポイント:幼稚園受験は「子どもを鍛える」より「家庭の毎日を整える」準備です。生活習慣とあいさつ、親子で楽しく遊ぶ時間が、そのまま一番の対策になります(→家庭でできる準備)。