受験での親の役割は、①情報を集めて整理する、②生活と体調を整える、③お金とスケジュールを管理する、④子どもの気持ちの支えになるの4つです。勉強そのものを教えることより、子どもが勉強に集中できる環境をつくることのほうが、はるかに大きな力になります。年齢が低いほど親の関わりは大きく、大学受験では本人に任せる部分が増えていきます。
親が最初に知っておきたい5つの心得
- 主役は子ども:親の夢を叶える場ではない。子どもが「自分の受験」と思えるかが一番大事
- 比べない:兄弟、友達、親自身の昔と比べる言葉は、やる気を奪う
- 結果より過程をほめる:点数より「毎日続けたこと」「工夫したこと」を言葉にする
- 情報は親がふるいにかける:ネットや保護者同士の噂に振り回されず、公式の情報で確かめる
- 家族の健康を守る:睡眠・食事・家族の会話。受験期ほど普通の生活が支えになる
段階ごとの親の役割
| 受験 | 親の主な役割 |
|---|---|
| 幼稚園・小学校 | 家庭での生活体験、幼児教室選び、願書・面接の準備。親自身も面接される |
| 中学 | 塾選びとスケジュール管理、プリント整理、志望校の見学、併願の組み立て |
| 高校 | 説明会への同行、三者面談、私立併願の手続き、費用の準備 |
| 大学 | お金(受験料・入学金・学費・一人暮らし)と出願手続きの確認、見守り |
夫婦(家族)で役割を分ける
受験期は、送り迎え、お弁当、塾との面談、出願手続きなど、親のやることが一気に増えます。一人で抱え込むと疲れ切ってしまうので、「情報と手続き担当」「生活と気持ちのケア担当」のように、家族で役割を分けておくと長続きします。祖父母の協力を得る家庭もあります(→祖父母の関わり方)。
注意:「なんでできないの」「このままじゃ落ちるよ」などの言葉は、子どもを追い込みます。言いたくなったら、一度深呼吸して親の声かけを読み返してください。
ポイント:受験の結果がどうであれ、「あなたが頑張ったことを知っている」と伝えられる親でいることが、子どもにとって一番の財産になります。