偏差値は、テストを受けた集団の中で、自分がどのくらいの位置にいるかを表す数字です。平均点をとった人が偏差値50になり、得点のばらつき(標準偏差)1つ分だけ平均より上なら60、2つ分なら70になります。得点が正規分布に近い場合、偏差値60は上位およそ16%、65は約7%、70は約2%にあたります。
偏差値の計算式
偏差値は次の式で求めます。
偏差値 = 50 + 10 ×(自分の得点 − 平均点)÷ 標準偏差
たとえば、平均点60点・標準偏差15点のテストで75点をとると、50+10×(75−60)÷15=偏差値60です。同じ75点でも、平均点が70点なら偏差値は50に近づきます。つまり偏差値は、点数そのものではなく「集団の中の位置」を表しています。
偏差値と上位の割合のめやす
| 偏差値 | 上位からの割合(めやす) | 100人中の順位(めやす) |
|---|---|---|
| 70 | 約2.3% | 2〜3位 |
| 65 | 約6.7% | 7位前後 |
| 60 | 約15.9% | 16位前後 |
| 55 | 約30.9% | 31位前後 |
| 50 | 50% | 50位前後 |
| 45 | 約69.1% | 69位前後 |
模試によって偏差値が違うのはなぜ?
偏差値は「受けた集団」の中の位置なので、受ける人のレベルが高い模試ほど、同じ実力でも偏差値は低く出ます。中学受験では、難関校をめざす子が多く受ける模試と、幅広い層が受ける模試とで、同じ学校の偏差値が10以上違うことも珍しくありません。学校の偏差値を比べるときは、必ず同じ模試の数字どうしで比べてください。
偏差値と上手につきあうコツ
- 1回の結果で一喜一憂せず、3回程度の平均と推移で見る
- 科目ごとの偏差値を見て、伸ばしやすい科目を探す
- 学校の偏差値は「合格の可能性が○%の境目」であることを知っておく(→合格判定の読み方)
- 偏差値だけで学校の良し悪しを判断しない(→志望校の決め方)
ポイント:偏差値は「今の位置」を知るための道具です。上げるための具体的な方法は偏差値を上げる方法で紹介しています。
出典:偏差値の定義と割合は標準正規分布の性質による(統計学の一般的な計算)。文部科学省「子供の学習費調査」