兄弟がいる家庭の受験で大切なのは、受験する子の生活リズムを守ることと、ほかのきょうだいの居場所を守ることを両立させることです。受験期はどうしても親の時間とお金が受験生に集中します。「あなたのことも大事」と伝わる時間を意識してつくること、そしてきょうだいを比べないことが、家族全体を守るコツです。
よくある悩み
- 下の子が騒いで、受験生が家で集中できない
- 下の子が「お兄ちゃんばっかり」とすねる
- 上の子が受験に失敗していて、下の子の受験に家族が神経質になる
- 塾代が重なり、家計が苦しい
両立のための工夫
- 勉強の場所と時間を分ける:受験生は自習室や図書館も使う。家では「静かにする時間」を家族のルールにする
- きょうだいとの1対1の時間:週に一度でも、受験生でない子と出かける・話す時間をとる
- 役割を与える:下の子に「お守りを作る」「応援メッセージを書く」など、受験を家族のイベントにする
- 家計の計画を早めに:塾代の重なる時期を表にし、講習を選ぶなどして調整する(→塾の費用)
きょうだいを比べない
「お姉ちゃんはこの時期もっとできていた」という言葉は、言われた子の自信を深く傷つけます。受験の結果がきょうだいで違ったときも、一人ひとりの努力と道のりを別々に認めることが大切です。比較の悩みについてはコラム:きょうだいと比べてしまうときで詳しく考えています。
きょうだい受験の特徴
小学校受験や幼稚園受験では、きょうだいが在校していることが考慮されると言われる学校もありますが、公表している学校は限られます(→きょうだいや縁故は有利?)。上の子の経験から学校の雰囲気がわかるのは大きな利点ですが、下の子に合う学校かどうかを改めて考えることを忘れないでください。
ポイント:受験が終わったら、受験生でなかったきょうだいにも「我慢してくれてありがとう」と伝えましょう。家族全員で乗り越えた経験になります。