はい、受けられる場合があります。病気・けが・障害・発達障害などで、ほかの受験生と同じ条件では力を出しにくい場合、試験時間の延長や別室での受験などの「配慮」を申請できる制度があります。大学入学共通テストでは、試験時間の延長(1.3倍)、点字・拡大文字の問題冊子、出入口やトイレに近い座席、補聴器や車いすの使用などの配慮が用意されています。高校入試や中学・小学校入試でも、学校や教育委員会に相談して認められることがあります。
配慮の主な例
| 困りごと | 配慮の例 |
|---|---|
| 読むのに時間がかかる(読字障害など) | 試験時間の延長、拡大文字の問題冊子 |
| 書くのが難しい | チェック解答、パソコンの使用(認められる場合) |
| 集中が途切れやすい、周りの音が気になる | 別室受験、座席の位置の指定 |
| 体の病気・けが | トイレに近い座席、薬の服用、車いす、松葉づえ |
| 聴覚・視覚の障害 | 補聴器、点字、リスニングの代替措置 |
申請の流れ
- 早めに相談する:在籍校の先生と、受験先の学校・教育委員会・大学入試センターの案内を確認
- 書類を準備する:診断書や、学校での配慮の状況を書いた書類が求められることが多い
- 申請する:出願より前に申請期間がある場合がある。共通テストでは出願前の時期にも申請できる
- 結果を受け取り、当日の流れを確認する
2027年の共通テストでは、配慮の申請期間が7月1日から始まり、出願前に結果を知りたい場合は8月下旬までの申請が案内されていました。「ふだんの学校生活でどんな配慮を受けているか」が判断材料になるので、日ごろから学校と相談しておくことが大切です。
急なけがや病気のとき
試験の直前に骨折したり、体調を崩したりした場合も、受験先に連絡すれば対応してもらえることがあります。インフルエンザなどで受けられない場合は、追試験や別日程が用意されている入試もあります(→追試験と体調不良のとき)。
ポイント:配慮は「有利にするため」ではなく、本来の力を公平に測るための仕組みです。遠慮せずに、まずは相談してみてください。
出典:大学入試センター「受験上の配慮」、リセマム「2027年度大学入学共通テスト、実施期日は1月16日・17日」(大学入試センター発表のまとめ)