公立中高一貫校の入試は、法律上「学力検査」を行わないため、適性検査と報告書(小学校の成績など)で選ばれます。適性検査では、①資料やグラフを読み取って考える問題、②自分の考えを書く作文、③算数・理科の考え方を使う思考力の問題が出ます。知識の量より、読む力・考える力・書く力が問われるのが特徴です。
適性検査の出題の特徴
| 分野 | 出題の例 | 求められる力 |
|---|---|---|
| 作文(文章読解) | 文章を読み、自分の経験をもとに考えを400〜600字で書く | 読解・構成・表現 |
| 資料読解(社会的な問題) | グラフや表から変化を読み取り、理由を説明する | 資料の比較・説明 |
| 算数・理科的な問題 | 規則性、図形、実験の結果から考える | 論理的な思考、条件の整理 |
私立中学の受験との違い
適性検査
- 小学校で習う内容が土台
- 答えを導く過程や説明を書かせる
- 報告書(小学校の成績)も合否に影響
私立の4教科入試
- 小学校の範囲を超える内容も出る
- 知識と解く速さも問われる
- 報告書を使わない学校が多い
対策の進め方
- 小学校の授業と成績を大切に:報告書の評価が合否に入る
- 作文を書く習慣:週1本からでも、書いたら必ず添削を受ける(→作文の書き方)
- 資料を読んで説明する練習:新聞のグラフを見て「何が言えるか」を話す
- 過去問で形式に慣れる:志望校の出題形式は学校ごと・都道府県ごとに違う
- 時間配分:問題文が長いので、読む時間を含めた配分を練習
ポイント:公立中高一貫校は倍率が高いことが多く、私立中学と併願する家庭も多くあります。私立の中には適性検査型の入試を行う学校もあるので、併願の選択肢として検討できます(→中学受験の併願パターン)。