国立小学校(国立大学附属小学校)は、大学の教育研究と、教員をめざす学生の教育実習の場という役割を持つ学校です。私立との大きな違いは、①選考に抽選を含む学校が多い、②通学区域や通学時間の条件がある、③授業料がかからないことです。首都圏では、10月の抽選から12月の検査まで段階的に選考が進む学校があります。
選考の流れの例
選考の形は学校によって違います。たとえば2027年度の日程では、筑波大学附属小学校は第一次抽選の後に検査(第二次)、さらに第三次の抽選、東京学芸大学の附属小学校は抽選と調査(検査)を組み合わせた選考が案内されていました。
- 出願:通学区域・生年月日の条件を確認して出願
- 第一次抽選:応募者が多い場合、検査の前に人数を絞る
- 検査(調査):ペーパー、行動観察、運動、制作、面接など
- 最終の抽選:検査の合格者からさらに抽選で決める学校もある
私立との違い
| 国立小学校 | 私立小学校 | |
|---|---|---|
| 役割 | 教育研究・教育実習 | 建学の精神にもとづく教育 |
| 選考 | 抽選を含むことが多い | 考査・面接で決める |
| 通学 | 通学区域・通学時間の指定 | 学校ごとの条件(ない学校も) |
| 費用 | 授業料なし(給食費・諸費など) | 授業料・施設費など |
| 上の学校 | 附属中学への進学には条件や選考がある | 系列校への内部進学がある学校も |
受ける前に知っておきたいこと
- 教育実習の期間は、実習生が授業をする
- 研究授業や公開授業が多く、新しい教育の実践がある
- 保護者の学校への協力(PTA活動など)が求められることが多い
- 附属中学へ全員が進めるとは限らない
- 通学区域の外に引っ越すと、在籍に影響することがある
ポイント:国立は抽選がある分、私立と併願する家庭が多い受験です。日程の重なりと、私立の入学手続き締切との関係を必ず確認しましょう(→何校受ける?併願の考え方)。