単願(専願)は、合格したら必ずその私立高校に入学すると約束して受ける形です。推薦入試の多くが単願で、合格の基準(内申点など)が併願より緩く設定されているのが一般的です。併願は、公立高校などほかの学校と組み合わせて受ける形で、公立が不合格だった場合にその私立に進学します。
単願と併願の比較
| 単願(専願) | 併願 | |
|---|---|---|
| 入学の約束 | 合格したら必ず入学 | 他校の結果しだい |
| 受験の時期 | 1月の推薦入試が多い | 2月の一般入試(併願優遇)が多い |
| 合格の基準 | 併願より緩いことが多い | 単願より厳しいことが多い |
| メリット | 早く進路が決まる、合格しやすい | 公立などに挑戦できる |
| デメリット | 他の高校を受けられない | 受験が長く続く、入学金の延納が必要なことも |
単願を選ぶとよい場合
- その私立高校が第一志望で、入学したい気持ちが固まっている
- 早く進路を決めて、残りの中学生活を落ち着いて過ごしたい
- スポーツ推薦や特待生の条件がよい
- 公立の学力検査よりも、内申点や面接で評価されたほうが有利
併願を選ぶとよい場合
- 公立高校が第一志望
- より上の私立高校に挑戦したい
- 学費の面で公立に進みたい事情がある
注意:単願で合格した後に辞退すると、中学校と高校の信頼関係に関わり、後輩の受験に影響すると言われることもあります。単願は「必ず行く」と決めた学校だけにしましょう。
ポイント:どちらを選ぶかは、12月の三者面談で決めるのが一般的です。家庭で事前に「本当に行きたい学校はどこか」を話し合っておきましょう(→三者面談で決めること)。
出典:制度は各私立高校の募集要項による。文部科学省「高校生等への修学支援」