成績が上がらない原因の多くは、①前の学年の基礎に穴がある、②宿題を「こなす」だけで復習ができていない、③間違えた問題を解き直していない、④睡眠不足や疲れ、⑤クラスや塾のレベルが合っていないのどれかです。まずは直近のテストを分析して原因を見つけること。やみくもに勉強量を増やしても、原因に合っていなければ成績は上がりません。
原因を見つけるテストの分析
- 間違えた問題を3つに分ける:ケアレスミス、知っていれば解けた問題、そもそも理解できていない問題
- 単元ごとに並べる:同じ単元で何度も間違えていないか
- 正答率と照らす:多くの子が正解している問題を落としていないか
- 時間配分を振り返る:最後まで解けたか、どこで時間を使いすぎたか
原因別の対処法
| 原因 | 対処法 |
|---|---|
| 基礎に穴がある | 前の学年のテキストに戻って、その単元だけやり直す |
| 復習が足りない | 授業の当日・3日後・1週間後に同じ問題を解き直す |
| 宿題が多すぎる | 塾の先生に相談して、やる問題を絞ってもらう(→宿題が多すぎるとき) |
| ケアレスミス | 途中式を書く、問題文の条件に線を引く、見直しの手順を決める |
| 疲れ・睡眠不足 | 就寝時間を守る。週に半日の休みを作る |
| レベルが合わない | クラスの変更や、個別指導の併用、転塾も検討 |
親ができる支え方
- 成績表を見ても、まずは「頑張ったね」と言う
- 点数ではなく、間違い直しをしたかどうかを一緒に確認する
- 塾の先生に面談をお願いし、プロの目で原因を見てもらう
- 成績は階段のように、しばらく横ばいの後に上がることが多いと伝える
ポイント:成績が上がらない時期は、子ども自身が一番つらい思いをしています。「どうして」と責めるより「どこでつまずいているか一緒に見よう」と声をかけることで、次の一歩が見えてきます。
出典:Dunlosky ほか(2013)「Improving Students’ Learning With Effective Learning Techniques」