中学受験の算数は、多くの学校で配点が高く、点数の差がつきやすい合否を左右する科目です。勉強の柱は、①毎日の計算練習、②特殊算・割合・速さの「考え方」の理解、③図形の補助線と立体のイメージ、④間違えた問題の解き直しの4つです。解き方を暗記するより、なぜその式になるのかを説明できることが、応用問題で得点する力になります。
主な単元と勉強のポイント
| 単元 | 勉強のポイント |
|---|---|
| 計算 | 毎日10分。分数・小数の混じった計算を正確に。途中式を書く |
| 特殊算(つるかめ算・旅人算など) | 線分図・面積図で状況を図にする練習 |
| 割合・比 | 「もとにする量」を見つける。比で考えると速く解ける問題が多い |
| 速さ | ダイヤグラム、線分図。時間・道のり・速さの関係 |
| 平面図形 | 補助線、相似、面積比。図を自分で大きく描く |
| 立体図形 | 展開図、切断、体積。実物(積み木・紙の模型)で確かめる |
| 場合の数・規則性 | 書き出して数える。もれなく重複なく |
成績が伸びる復習のしかた
- 授業の日に、例題をもう一度自力で解く
- 宿題で間違えた問題は、解説を読んだ後に何も見ずに解き直す
- 3日後・1週間後にもう一度解く(間隔をあけて解き直すと定着しやすい)
- テスト前は「できなかった問題だけ」を集中的に(→間違いノート)
よくある悩みと対処
- 計算ミスが多い:途中式を省かない、筆算をそろえて書く、見直しの印をつける
- 文章題で何をすればいいかわからない:わかっていることを図や表に書き出す
- 難しい問題に時間を使いすぎる:基本問題を確実に。難問は捨てる判断も練習する
- 図形が苦手:図を大きく丁寧に描くことから。補助線のパターンを覚える
ポイント:算数は「量」より「解き直しの質」で伸びます。間隔をあけて同じ問題を思い出しながら解く方法は、学習研究でも効果が高いとされています(→記憶のコツ)。
出典:Dunlosky ほか(2013)「Improving Students’ Learning With Effective Learning Techniques」、文部科学省「学習指導要領」