首都圏の中学受験の典型的な併願は、①1月の埼玉・千葉の入試で合格と本番の経験を確保し、②2月1日に第一志望、③2月2日以降に第一志望の2回目や併願校を受ける形です。合格発表を見て、結果に応じて次に受ける学校を変えられるように分岐を作るのが成功のコツです。受験校数は5〜7校前後の家庭が多くなっています。
併願パターンの例
| 日程 | 受ける学校 | ねらい |
|---|---|---|
| 1月中旬 | 埼玉の安全校 | 本番の雰囲気に慣れる、合格で自信をつける |
| 1月下旬 | 千葉の実力相応校 | 「通ってもよい」学校で合格を確保 |
| 2月1日午前 | 第一志望 | 最も力を入れてきた学校 |
| 2月1日午後 | 実力相応校の午後入試 | その日のうちに合格を手にする |
| 2月2日 | 結果を見て、挑戦校または安全校 | 1日の結果で分岐 |
| 2月3日以降 | 第一志望の2回目、併願校 | 最後のチャンス |
組むときの注意点
- 安全校は「通いたい」と思える学校から選ぶ
- 午前・午後の連続受験が何日も続くと、小学生は疲れてしまう
- 入学金の締切が、本命の合格発表より前に来ないか確かめる
- 出願は「受けるかもしれない学校」もまとめて済ませておくと、分岐で慌てない
- 2月1日に不合格が続いたときの気持ちの立て直しも、事前に話しておく
受験校数の考え方
受験校が多いほど合格の可能性は広がりますが、その分学校別の対策や出願手続き、受験料が増えます。「合格を1つ確保する」「第一志望に全力を注ぐ」の両方を満たす最小の組み合わせを、塾の先生と相談して考えましょう。連続受験の乗り切り方は連続受験の乗り切り方で紹介しています。
ポイント:併願の表は、合格した場合・不合格の場合の両方の道を書いた「分岐表」にしておくと、本番の数日間に冷静に判断できます。
出典:日程は各校の募集要項による。2026年首都圏中学入試の受験者数の推計(コアネット教育総合研究所の総括レポートの紹介)