国立大学附属幼稚園は、大学の教育研究と、教員をめざす学生の実習の場という役割を持つ幼稚園です。私立との大きな違いは、①選考の一部に抽選がある園が多い、②通園区域や通園時間の条件がある、③保育料が比較的安いことです。また、附属小学校へ全員が内部進学できるとは限らない点にも注意が必要です。
選考の流れの例
- 募集要項の確認・出願:通園区域、生年月日の範囲などの条件を確認
- 第一次抽選:応募が多い場合、考査の前に抽選で人数を絞る園がある
- 考査・面接:行動観察、親子面接など
- 第二次抽選:考査の合格者からさらに抽選で入園者を決める園もある
抽選の有無や回数は園によって違います。どれだけ準備しても抽選で決まる部分があることを理解したうえで受験することが大切です。
私立との違い
| 国立附属幼稚園 | 私立幼稚園 | |
|---|---|---|
| 役割 | 教育研究・教員養成の実習 | 建学の精神にもとづく教育 |
| 選考 | 抽選を含むことが多い | 考査・面接で決める |
| 通園の条件 | 通園区域・通園時間の指定あり | 園により様々 |
| 費用 | 比較的安い | 入園料・保育料・施設費など |
| 保育の特徴 | 実習生や研究授業がある | 園ごとの独自性 |
受ける前に知っておきたいこと
- 実習生(大学生)が保育に入る時期がある
- 研究のための保育の公開や、アンケートへの協力を求められることがある
- 2年保育のみ、3年保育のみなど、募集の形が園ごとに違う
- 附属小学校への進学は、内部での選考がある場合がある
ポイント:国立附属は「抽選があるから準備しなくてよい」わけではありません。考査では私立と同じく、生活習慣や話を聞く力が見られます。私立と併願する家庭も多いので、日程を早めに確認しましょう。
出典:選考方法は各国立大学附属幼稚園の募集要項による。文部科学省「幼児教育」(幼稚園教育要領など)