幼稚園受験の準備の中心は家庭の毎日です。具体的には、①着替え・トイレ・手洗い・食事などの生活習慣、②あいさつと返事、③親から少し離れて遊べること、④遊んだら片づけること、⑤話を聞いて動けることの5つです。どれも特別な教材はいりません。親が一緒に楽しみながら、毎日少しずつ続けることが一番の近道です。
生活習慣のチェックリスト
- 自分で靴をはく・脱ぐ、脱いだ靴をそろえる
- 上着のボタンやファスナーに挑戦する
- トイレに行きたいと言える(おむつが外れているかは園の方針による)
- 手を洗ってタオルでふく
- スプーンやフォークで食べる、こぼしたら拭こうとする
- 決まった時間に寝て起きる
毎日の生活に取り入れる工夫
- お手伝い:「スプーンを3本並べて」「洗濯物をカゴに入れて」で、数と指示を聞く力がつく
- 読み聞かせ:話を聞く集中力と語彙が育つ。読んだ後に「誰が出てきた?」と聞いてみる
- 外遊び:公園で順番を待つ、ほかの子に「貸して」と言う経験
- 季節の行事:お月見・七五三・節分など、季節の言葉に親しむ
- 片づけの歌:片づけを遊びの一部にする
親が気をつけたいこと
2〜3歳の子は、できる日とできない日があって当然です。「なんでできないの」ではなく、「できたね」「やろうとしたね」と、挑戦したこと自体をほめましょう。考査で見られる親子の関わりは、こうした毎日の声かけの積み重ねです。
| こんな声かけより | こんな声かけを |
|---|---|
| 早くしなさい | あと時計の長い針が6になったらおしまいね |
| だめでしょ | こうするともっと上手にできるよ |
| 泣かないの | 悔しかったね。もう一回やってみる? |
ポイント:受験のための準備は、合否に関係なく子どもの一生の土台になります。「受験があるからやる」ではなく、「この子のためにやる」と考えると、親も楽しく続けられます。