行動観察は、5〜10人ほどのグループで遊んだり、協力して何かを作ったりする様子を先生が見る考査です。見られているのは、①友達と協力できるか、②ルールや指示を守れるか、③自分の考えを言葉で伝えられるか、④友達の意見を聞けるか、⑤最後まで取り組み、片づけまでできるかです。リーダーになることより、集団の中で自然にふるまえることが大切です。
行動観察の課題の例
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 共同制作 | グループで1枚の絵を描く、積み木で高いタワーを作る |
| ゲーム | ルールのあるゲーム(じゃんけん列車、ボール運び) |
| 自由遊び | おもちゃのある部屋で自由に遊び、終わりの合図で片づける |
| 話し合い | 「何を作るか」をグループで決めてから作る |
| お手伝い | お弁当を詰める、机を運ぶなど生活の動作 |
評価されやすい姿・気をつけたい姿
評価されやすい
- 「いっしょにやろう」と声をかける
- 順番を守り、友達に譲れる
- 困っている子を手伝う
- 終わりの合図ですぐやめて片づける
気をつけたい
- 自分の意見だけを押し通す
- ふざけて指示を聞かない
- 一人で黙って別のことをする
- 片づけをしない
家庭や園でできる準備
- 友達と遊ぶ機会を増やす:公園、習い事、幼稚園での遊び
- 家族でゲーム:かるた、すごろくでルールを守る、負けても怒らない練習
- 「どうしたい?」を聞く:自分の考えを言葉にする習慣
- お手伝い:片づけ、配膳、雑巾しぼりなど、生活の動作
ポイント:行動観察は、その子のふだんの姿が一番よく出る考査です。教室で「正しいふるまい」を覚えるより、日常の中で友達や家族と関わる経験をたくさん積むことが、一番の対策になります。