図形が苦手な子の多くは、頭の中で形を回したり重ねたりする経験がまだ足りていないだけです。教えるときは、プリントで説明するより、実物の積み木・折り紙・透明なシートを使って、実際に動かして確かめるのが一番の近道です。「なるほど、こうなるんだ」という体験を重ねると、頭の中でも形を動かせるようになります。
図形問題の主な種類
| 種類 | 内容 | 実物での練習 |
|---|---|---|
| 同図形探し | 同じ形を見つける | トランプの神経衰弱、間違い探し |
| 回転図形 | 形を回したらどうなる? | 紙に描いた形を実際に回す |
| 重ね図形 | 2枚の絵を重ねたら? | 透明なシートに描いて重ねる |
| 鏡図形 | 鏡に映すとどうなる? | 鏡を置いて見る |
| 展開・折り紙 | 折って切って開いたら? | 実際に折り紙を折って切る |
| 積み木 | 積み木はいくつある?見えないところは? | 積み木を同じ形に積んで数える |
| 点図形 | 見本と同じように点を線で結ぶ | 点つなぎのお絵かき |
苦手を克服する手順
- 実物で答えを確かめる:プリントで間違えたら、必ず実物で再現する
- 言葉にする:「この三角はくるっと回って下に来たね」と動きを言葉で説明する
- 簡単な問題に戻る:2つの形の比較など、できる問題から自信をつける
- 遊びの中で:タングラム、パズル、ブロックで毎日少しずつ
親が気をつけたいこと
図形は、わかる子にはすぐにわかり、わからない子にはなかなか伝わらない分野です。親が「なんでわからないの」と言いたくなる場面もありますが、説明を重ねるより、実物を渡して子どもに動かしてもらうほうが早く理解できます。できたら「自分で見つけられたね」と、気づいたこと自体をほめましょう。
ポイント:図形の力は、小学校入学後の算数の図形や、中学受験の立体図形にもつながる力です。受験のためだけでなく、長く役立つ力として楽しく育てましょう。